イタリアの雑誌『 CRUDO STYLE 』のインタビュー ②

● どのような種類のヨーガを教えていますか? 
● なぜ、あなたはそのヨーガを選んだのですか?

ハタヨーガ(身体を使ったヨーガ)とラージャヨーガ(瞑想のヨーガ)をベースに、オリジナルのヨーガをしています。
「モクシャ」とは、絶対的な静寂、完全に満ち足りた至福の領域、個人と宇宙との統一を言い、瞑想のゴールとされます。言葉では言い尽くせない私たちの本質を、明確に観せてくれます。その領域を感知した私独自の体験を、日常のプラクティスにいかすことで、皆さんにも同じように味わっていただきたいと思っています。
ヨーガプラクティスを受けてくださった方は、「今までのレッスンと何かが違い、とても不思議な感覚」、「とても心地の良い感覚」と言います。また、「ヨーガをしている時、涙が溢れて止まりませんでした。いったいなぜですか?」と聞く人もいます。

私がプラクティスで伝えたいのは、この広い宇宙と同じものが私達の内側にあるということです。
すなわち、全てが自身の中にあり、それらは繋がっているということ。それを頭で理解しようとするのではなく、ヨーガという体験を通して、気づいてほしい。そしてごく自然に、自身の中にある純粋さ、力強さ、軽やかさ、しなやかさを見出し、それらが溢れ出すのを感じてほしいのです。
そのためには、アーサナ(ポーズ)の出来る、出来ないは関係ありません。そんな小さな世界から離れて、自分自身を『みつめて、みとめて、みまもって』ほしい。この3つを基本とし、自分自身に気づきの光をあてているうちに、あなた自身が変化していきます。