茶の本

何気ない日常の中で、

探さずとも、突然、向こうからやってきて目の現れる。

そんなものに、雷に打たれたような衝撃が走る、
目が覚める瞬間があります。

来た。。。
出会ってしまった。。。

これは、ルピシアの紅茶セットの箱の裏にひっそり書いてあったのもの。

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ちょっと見にくいので、文章を打ち出してみますね。

 

茶の道は、歴然とした日々の暮らしの中にひそむ美しいものを
敬い、尊ぶ一種の礼儀である。
そこから人は、純粋と調和、たがいに相手を思いやる気持ち深淵さ、
社会秩序のロマンティシズムといったものを繰り返し教えられる。
茶の本質とは、不完全なものへの崇拝。
物事に完全などということはないということを
畏敬の念を持って
受け入れることにあるのだ。
人生という不可解なもののうちに、
なにかしら可能なものを成し遂げようとする
心やさしい試みこそが、
茶の精神なのだから。

『茶の本』  岡倉天心 著

 

岡倉天心。。。

わたしは初耳。。。
なので調べてみると

明治時代の思想家、文人、哲学者。
東京藝術大学(の前身、東京美術学校)創設。
美術の道にも入られていたお方。
今から100年以上前のお方。

有名な方らしい。

なるほど、肩書からも、私の好みだわ、、、

この茶の本は、今から100年以上前に書かれた本ですが、
真理をついている、素晴らしい本なんだと察しました。

日本の精神道のひとつ、、、茶道。。。
私は、茶道の経験がないですが

この文章が伝えている、茶の道、、、
ヨガの道、、、と全く同じなんだと。。。

茶、、、の部分を、
ヨガ、、、と置き換えてみください。
全く同じ、、、

華道、書道、柔道、剣道、武士道、、、
ヨガ道 ( と言う言葉はないけれども )
道を究めるもの、、、
行きつく先はやはり一緒。。。

そうであろうとは感じていましたが、

それを実感できた、雷に打たれたような衝撃の感激の瞬間でした。