ヨガを受けてくださった方の中で、
レッスン後に、
「涙が流れてびっくりしました。。。」と
お聞かせさせてもらうことが良くあります。
実際に、涙を流されているお姿をお見かけすることも良くあります。
今日はそんな涙についてのお話です。
涙には、2つの種類があります。
しょっぱい涙 と 甘い涙
しょっぱい涙は、痛みや苦しみからくる涙。
甘い涙は、歓びからくる涙。
ヨガとは自分のことを自分で知っていくこと。
ヨガを深めていく過程の中で、
普段は見ることのない、深い深いところ、
自身でも置き忘れていたこところにまで、光が当たり、
無かったことにしていた、
中途半端にしていた
蓋をしてしまっていた
痛みや悲しみが、ぶわーっと涌き上がり、
涙が出ることがあります。
しょっぱい涙です。
それは悪い事ではなく、
知らず知らずに抑圧していた想いが、
涙として出ることは、
その古い感情の浄化になりますので、それは大切なプロセス。
その後はスッキリとする涙です。
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そして、ここからは甘い涙のお話。
歓びからくる涙。
ヨガが深まると、
自分と、さらにその奥にある、
自分を創っている偉大な存在 とのつながりが確信できるようになっていきます。
これはとても、霊性、スピリチュアルな行為で、
そこに触れると 歓びから
自然に涙が 流れ出るようになります。
痛みや、悲しさ、寂しさからくる涙ではなく、
ただただ、
ただただ、
さらさらさら~~と、流れます。
私達人間は、
身体の仕組みから、
悲しくても泣き、
嬉しくても泣く。
そのように設計されているようです。
湧いてくる涙。
それは自然なこと。
私たちは、いかにして泣くか。
これを学びなおさなくてはならない時に入っている気がします。
泣くこと。
そう設計させている人間の存在を存分に讃えて、
作品である、ご自身を讃えて、
与えられた、自身の肉体、身体を存分に味わい、
人生を味わい、謳歌しましょうね。
注1)
霊性、スピリチュアルな行為としての
甘い涙を 期待して ヨガや瞑想を取り組むことは
その期待が欲望なり、ジャマをすることになりますので、
追い求めず、今に意識け、そこに在る、そのものを楽しむことをおすすめします。
追い求めるものではなく、時期が来たら自然と花が咲くように
静かに待っているだけで、自然と必要なことがおこります。
注2)
しょっぱい涙、甘い涙は、
もちろん比喩なので、実際に舐めても味は塩味です (たぶん )(笑)