高校生の時です。

当時良く遊んでもらっていた友達のお兄ちゃんから、笑いながら言われました。
「里佳は将来、絶対に幸せになるわ！！！」 と。　（　以下も大阪弁　）
「わーーー、嬉しい！ でもなんで？ 」と聞くと、
「何やってても、楽しそうやん。
何にでも、ケラケラ楽しそうに笑てる！
何にでも、それくらい笑えたら、何があっても、いつでも幸せやろうな～！」と。

「わたし、アホの子みたいやーん！」と突っ込み入れつつ、やっぱり笑う。
そんなものかな～、ふーん。。。　　と、半分ほど理解したところに、
高校生の私は、当時愛読していた村上春樹さんの本で、ある言葉に出会いました。

『　　小確幸　　』

小確幸　・・・　と書いて、　『　しょうかっこう　』　と読みます。
※ この言葉は、村上春樹さんがつくった造語なので辞書で調べても出てきません。

意味は、『 小さくても　確実な　幸せ　』
（　頭文字をとり　『　小確幸　』　）

例えば、
おひさまが気持ちいいなー　　とか
風が心地いいなー　　とか
あ、これおいしいなー　　とか
体が伸びて気持いいなー　　とか、、、

それってすごく小さな幸せ。
でも日常にある　小さくても　確実な　幸せです。

最近知った事なんですが、この小確幸をたくさん感じれば感じるほどに
脳から　セロトニンや、　オキシトシン　が出てくる。
この脳の幸せホルモン、セロトニンや、　オキシトシンが、
潜在意識をきれいにしてくれるらしい。

潜在意識は脳の約８０％、大半を占める部分。
顕在意識（今こうして現れている部分）は、ほんの氷山の一角で、約１０％。
脳の環境を良くするには潜在意識を良くしていくこと。
そうすると自然に顕在意識も良くなっていく。
それには、セロトニンや、　オキシトシン。
小確幸　だそうです。

でもね、私達って、ドーパミンを出したがるんだそうです。
ドーパミンとは、
何かで　勝ったー！とか　儲かったー！とか、ヤッター！とか。

忙しい日常では　小さい幸せを増やしていく、　実感していくのは
難しくなってしまうけれど、でも可能ですね。

実は、ヨガやメディテーションをしていくと、この小確幸感度が益々上がっていきます。
潜在意識がクリーンになるにつれ、空や、木を観て感じただけで、心がふるえ、涙が出るほどになります。

電車の中で、空をみて、なんて美しいのだろう、、、と涙してしまう、あぶない４２歳になります。（笑）

冬は特に、小さい幸せを感じやすい季節。

寒さから守ってくれる、暖かい家。お風呂。服。スープ。お布団。ひだまり。会話。
抱きしめられることや、抱きしめかえすこと。
今、生きてるあたたかさ。

あなたの小確幸は なんですか。