蟲師

蝉の音。夏休み。花火。お祭り。かき氷。。。

残暑お見舞い申しあげます。
皆さま、日本の夏、そしてお盆をいかがお過ごしでしょうか。
お盆はご実家や、田舎に帰られたりする方も多い事だと思います。

そんな日本の夏にぴったりな作品。 「蟲師」
「蟲師」 と書いて、「むしし」 と読みます。

この作品は、アニメなのですが、アニメといっても、
まだ日本が西洋化していない頃の、日本の良き香りや、
東洋の神秘や、生活が全面に漂う、
内容がとても深く、大人向けの作品です。
(もちろんお子様と観られても!)

この春には、映画化し、劇場に観に行ってきました。

設定は、「鎖国を続けた日本」 もしくは
「江戸と明治の間にある架空の時代」で、
風景も日本の原風景を思い起こさせるような、ノスタルジックな絵が素晴らしい。
そして、そこに流れる、漂う、音楽のチョイスも、また素晴らしいのです。

主人公「ギンコ」が様々な「蟲」によって、引き起こされる事に対峙していく物語で、
蟲は、あの目に見える虫、バッタやカブトムシ等とは違い、
普通の人は、肉眼の目では見ることの出来ない 蟲。
観える方には観えるといった点では、霊と言ってもいいかも知れません。

ヨガめがねをかけて、たくさんの名言セリフや場面に遭遇しましたが、

今日はあえて一つにしぼります。

人間や、生き物たちの、目を奪う恐ろしい蟲がいて、
「その蟲をどうして知っていてそのままにしていたの!!!」
「そんな恐ろしい蟲をどうして、生かしておくんだよ!!!」 と、怒るシーン。

それに対しての返答

「畏れや、怒りに目を眩ませるな。
みな、ただ、それぞれが、あるようにあるだけ。」

ようは 『善・悪によって対立する存在ではなく、ただそこに 「ある」 だけ』  ということですね。

「逃れられるものからは、智慧ある我々が逃れればよい」とも。

このお話は
蟲師 第12話 眇の魚
https://www.youtube.com/watch?v=gai1vv10F_I

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生きとし生けるものがすべて幸せでありますように。。。