水を掬すれば 月 手に在り

禅語の中でも、特に好きな言葉です。

水を掬する、、掬する(きくする)とは 『 すくう 』 という意味で、
月が出ている夜空に、両手で水をすくうと、
夜空の月が手の中の水に映り、月を手にすることができるんですね。

ここからは色々な解釈があるようですが、
私が好きな解釈は、

月の光 = 恩恵は、全てのものに平等に注がれている。

夜空の月のように、本物は天にあるかもしれない。
それを目指すもよし。
しかし、1つのアクション(= 水を両手でひとすくい)だけで、
その手元の水には、月が映る。
私達、誰もが、たった1つのアクションで、
月の光 = 恩恵を受け取ることができる。。。

今日は7月の満月。

ベランダに出て、
ほら!  水面に浮かぶ満月、恩恵がこんなに近くに。。。

実際には両手で水をすっても時間の問題で、
水が指のあいだからこぼれるので(笑) ボウルに入れて観てみるといいね。

水面に浮かぶ、
ゆらゆらゆれる満月が
何と美しこと。。。

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